HIVIX ハイボード カヤック&カヌーの特長
○‘ハイボード’という素材が変えて行く、インフレータブル、フォールディングの世界。
●新素材‘ハイボード’とは
新素材‘ハイボード’は、空気を入れることで平板になるインフレータブル素材です。一般的には、ダブルウォールファブリック、ハイプレッシャーボード等とも呼ばれています。この数年、エンジン付ボートフロアーとして、ベニア板からの変更を行い、ゴムボートメーカ各社では、軽量化の目的で多く使用されるようになりました。この素材の構造は、丈夫な上下面の生地の間に、丈夫な糸を織り込み、空気が漏れないように表面をコーティングしている物です。したがって、顔つきは同じでも、各社が使用している素材は、目的によってまったく違う性能、品質のものです。HIVIX社がハイボードカヤックに使用している‘ハイボード’は、標準装備されているハンドポンプで入れられる0.8Kg/cu(ゲージの約0.8bar)前後で、HIVIX社のハイボード構造体として十分な曲げ剛性が得られるよう、デザインされた素材を使用しています。したがって、世界的レベルにおいても、同圧力、同サイズにおいては、トップクラスの曲げ剛性、耐圧強度、平面度、引き裂き強度等を持っています。耐圧については、規定注入圧において、一般的に使用される熱膨張下で問題が無いよう、安全強度を考慮しデザインされています。

●グニャグニャしないインフレータブル/‘ハイボード’と‘2重体チューブ’の構造
インフレータブル製品の場合、同一素材、同形状においては、圧力が高いほど、高曲げ剛性が得られます。ハイビックスのハイボード構造体は、インフレータブル部分として、‘ハイボード’及び‘2重体チューブ’により構成されています。2重体チューブは、アウターチューブとインナーチューブで構成されています。今までの1重体のインフレータブルカヤック等の構造を見ると、約直径15cm前後のチューブに0.3kg/cu以下の圧力を入れ、構造体が構成されていました。2重体チューブの場合は、強度部分を受け持つアウターチューブとエアーチューブを受け持つインナーチューブに分ける事により、素材と加工法の選択に幅を持つことが可能となり、軽量でさらに圧力を上げる事が容易にできるメリットを持っています。したがって、同直径のチューブでも、伸びの少ない高耐圧設計のアウターチューブに、圧力を上げて使用することで、剛性のあるチューブを得られるようになります。このように、従来のインフレータブルに対し、さらに、高圧化されたインフレータブル構造体が可能となり、現在のリジッド艇に迫る、艇の剛性を得ています。
●壊れにくい艇/インフレータブル構造部分と丈夫な船体布の双方が高剛性と耐衝撃性を両立
ハイビックス社のハイボードカヤック&カヌーは、‘ハイボード’と‘2重体チューブ’のインフレータブル部分を、さらに丈夫なポリエステル1000デニールクラスの高強力ターポリンで作られた船体布で覆い、艇全体にテンションを加え、剛性を保っています。また、全体としては曲げ剛性の高い‘ハイボード’においても、岩との衝撃などによる集中荷重においては、その部分が局部的に変形する事により衝撃を吸収し、生地へのダメージを最小限に抑えることを可能にしています。この点が、高剛性と耐衝撃性が両立する、壊れにくいポリエチレン艇をフォールディング化したと言われている由縁です。
●インフレータブルには無かったリジッドに近い形状と性能
‘ハイボード’の採用により、丸チューブの連なりから脱却し、平面を構成する形状が可能となり、リジッドに近い形状を可能にし、それにともなった性能が得られるようになっています。ウォーターラインから下の水圧がかかる部分においても、ファルトボートのようなスキンカヤックにおける形状の変形やスキンの振動によるエネルギー損失も無く、リジッドに近いパドリング効率を得ることが可能になりました。また、丸チューブ断面の連続を有するカヤックの場合、その形状により水に触れている表面積が多い(同幅において半円πD/2と直径Dの距離の差、約1.5倍の差)ことから、平滑面を有するハイボードカヤックの水に対する抵抗がいかに少ないかが分かります。このように、ハイボードカヤックは、形状、艇の剛性等からインフレータブルにして、既に、リジッドタイプの領域に性能自体は考えてよいほど、進化した艇と言えます。剛性のある艇程、パドリングの力を艇の変形エネルギーに取られず、推進力に変えることが可能です。
●なかなか沈まない安全設計
さまざまなアクシデントで、艇の中に水が入ってきても、艇全体が多気室の浮力部分を持っているため、リジッド艇、ファルトボートに比べ、圧倒的な最終浮力があり、全気室がだめにならない限り、浮沈艇に近いと言っても過言ではありません。それだけ、体を水上に維持できる素質を持った安全性を備えています。

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組みたてのベースは空気を出し入れするだけ
通常のインフレータブルと同様に、基本的には、ロールされている艇を伸ばし、空気を入れるだけの簡単な組み立てです。頭を使う必要が無く、電動ポンプに頼れば、もっと楽にセットアップ可能です。
●オフシーズン前のメンテナンスが容易かつ重量分散が可能
ハイボードカヤックは、構造上、船体布とインフレータブルフレームに容易に分解でき、各パーツごとに小さく、軽量になっていくハイビックス独自のファルトボート的な構造を取っています。
再度組み立てる手間も、20分程度で可能です。したがって、オフシーズンの前にクリーニングする際、マンションのベランダでも、全てを分解し、乾燥させることが可能なほど、各パーツが軽量で、扱いやすくなっています。2人艇以上の場合、飛行機での移動、歩いてでの移動の際、各自の負担重量を1/2以上にに分散して、持ち運ぶことが出来る、唯一の高剛性インフレータブルです。
●バリアフリーにより近い艇
剛性感と体あたりのソフト感を両立した、フラット性の強いフロアーやデッキは、障害者にもやさしい構造になっています。また、乗降りの際も足元が安定した状態で、デッキに体を預けることが可能です。このような特性は、キャンプの時のタ−プとカヤックのベッド利用といった使用方法も可能にしました。